【ポーズ名について】
サンスクリット語のgoは英語のcow(牛)にあたり、mukhaは顔の意味。伝統的なポーズとしては脚の組み方の練習法についてのみ書物に記されているので、伝統的なハタヨガを伝えている先生は腕や手については様々なアプローチを教えてくれます。現在一般的なクラスで行われているゴムカーサナの、背中の後ろで手を繋ぐような形のポーズとの組み合わせは、近代になって考案された新しいポーズで、今日はこちらをご紹介します。
【ゴムカーサナの効果】
・脚の筋肉(太腿)を柔軟にする
・胸を開く
・骨盤まわりのストレッチ
・肩のストレッチ
・上腕のストレッチ・上腕三頭筋を使う
など
立位や座位、後屈や逆転への準備ポーズにもなり、様々なポーズの前に行うことができます。
〈ワンポイントアドバイス〉
・肋骨前部を前に押し出さず、その部分のお腹はリラックスさせておく。
〈プラスワンポイント〉
・身体のサイドを引き上げる
・股関節まわりをリラックス
・(膝同士は重ねたまま)上の膝→股関節の方向へ向かうイメージで左右の骨盤を整え、体をしっかり安定させる
・【くるぶしを伸ばさない場合の練習方法】
上になる方の足の外くるぶし側が伸びきってしまわないように、足先まで意識を向けて足がまっすぐ伸びるようにアーサナをとります。(上に組む足の外くるぶしが床から離れるように動作をとります。)様々な考え方がありますが、このようなポイントにも意識を向けて、強い足元をつくるやり方もあります。
【左右の脚と腕の位置】
上にある方の脚と同じ側の腕が下になる。
※指を組むポーズを行うよりも、最初はヨガベルトやタオルを使用してご自身のできるポーズから始めましょう。
【動作のはじめ方】
スタジオでは、ゴムカーサナに入るやり方(四つんばいから)や、より効果的な左右の脚の入れ替え方(回転する方法)、腕や手のアプローチなど、より身体が整う方法をお伝えしています。膝が縦一直線上に重ならなかった方も、正しくポーズを行えるようになります。
背中の後ろで手をつかみ合うポーズについて、股関節を使うことで可動域を上げる方法も直接お伝えしています。
リブログ記事