クラスで取り入れているガス抜きのポーズのアジャストについて、
見た目は押しているように見えるかもしれませんが、
押すか押さないかくらいの繊細な力で、
膝が胸に近づくことは目的ではなく(むしろなるべく膝を胸に近づけるサポートにならないように。)、
アジャストを行うことによって腰がしっかり地面につくことを目的にサポートしています。
繊細な感覚で、股関節につまりは生まれていないか(膝を無理に胸に近づけていないか)、腰に少しの違和感も出ないか、
腰と地面の接地面がより快適に埋まってきているか、
そんな感覚を手に感じながらアジャストをします。
アシスト方法について、
床に対して垂直に手伝おうとするのではなく、
上記の事柄も感じ取りながら脛に対して垂直にアシストしながらその方の背骨の状態を観察するほうがより快適さを感じてもらうことができます。(このアジャストで床に対して垂直の力を意識することのないようにしましょう)
ポーズの練習方法についても、肘を開いて行う時と脇を締めて行う時では
背骨や内臓をはじめ身体への働きかけが変わります。
言葉や口頭で伝えただけでは分からないものです。まだ一緒に行ったことのない方は、いつでもお越し頂いた時にご質問やリクエストください。
〈アジャスト上達の鍵は〉
まずはポーズを正しく実践できるようになること、
(簡単なポーズに見えるので意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、より良い練習方法で
ガス抜きのポーズを正しく実践すると、エイトポイント8点のポーズも、3点倒立も、コブラのポーズも上手くなり、体つきも変わります。)
ポーズ自体を身体で覚えて安全に効果を感じることができるようになることがこのアジャスト上達のカギでもあります。
また、簡単そうに見えるポーズも大切に練習していくことは、アドバンスの後屈ポーズの深まりにも繋がります。
アジャストについては、
サポートする方向、力、返ってくる力を感じとり観察すること、
観察しながら押すことによってどの部分の安定が深まり、どの部分には負担がかからず、どの部分が伸びているのか手のひらに感じとりながら、
ご自身もとても快適にアジャストができているか、
すべて大切です。
感覚が分かるようになるまで、
相手の方へより良い気づきや深まりをお届けできるようになるまで、
じっくり学びましょう。