全米ヨガアライアンスの学習の一環として、ポーズの名前や代表的なマントラを通してやさしいサンスクリット語にも親しみます。伝統的音階や、欧米アーティストのヨガ音楽を題材にサンスクリット語の聴き比べを行ったりと、少しずつ理解していきます。今日は2つのマントラについてご紹介します。
【ganapati mantrah ガナパティ・マントラ】
歌詞・読み方
om gananam tva ganapatim havamahe
kavim kavinam upamasravastamam,
jyestha-rajam brahmanam brahmanaspata
a nah srunvan nutibhih sida sadanam.
om sri maha-ganapataye namah.
オン ガナナン トゥワ ガナパティ ゴン ハヴァマヘ
カヴィンガヴィーナーン パマスシャ ヴァスタマン,
ジスタ ラージャン ハンマナン ブランマナスパタ
アー ナー スルンヴァン ヌ ティビー スィーダ サダナン
シュリ マハ ガナパティ ナマハ
(Carrie Grossmanのganapati mantrahの音楽も素敵です♪)
ganapati mantrahは、障害なく物事の目的が達成できるよう、学習や活動など、様々な場面の前に歌われます。
リグ・ヴェーダやヤジュルヴェーダなどにこの詩節があります。
後世に人々によって、象の顔をしたガネーシャ神として言い伝えられるようになりました。
今でも学問や商売の神様とされています。
次にmrtyunjaya mantrah(ムルテュンジャヤマントラ)をご紹介します。
(Reemaの音楽CD「Truth Love Creation」のMahamrtyunjaya Mantra」はマントラが覚えやすく、早くマントラに親しみたい人にはお勧めです♪)
【mrtyunjaya mantrah ムルテュンジャヤマントラ】
MRITYUNJAYA MANTRAの目的:
健康長寿・病気の回復祈願・子供の誕生日などに歌われます。健康を願って多くのインドのアシュラムで唱えられています。
ムルテュンジャヤ(=ルドラ神・シヴァ神)=死(mrtyu)を克服(jaya)するもの(死の束縛から解放)→輪廻を超えて、永遠性と繋がること
意味:
tryambakam→3つの目を持つもの
yajamahe→崇拝
sugandhim→甘い香り
pusti→繁栄
vardhanam→(健康や幸福の)上昇
urvarukam→病気や人生の障害
iva→似たような
bandhanan→茎(瓜の)
mrtyor→死から
muksiya→解放する・自由にする
ma→ではない
mrtat→不死
芳香に満ちた三つ目のシヴァ神を讃える。
瓜がつるより自然と落ちるように、不死からではなく、死の束縛から解放され、日々成長しますように。
というような意味です。
「Mahamrtyunjaya Mantra」の歌詞:
om tryambakam yajamahe sugandhim pustivardhanam,
urvarukamiva bandhanan mrtyor muksiya ma mrtat.
オーン トゥリヤンバカン ヤジャマヘ スガンディン プシュティ ヴァルダナン
ウルヴァ ルカミヴァ バンダナン ムリティヨール ムク シー ヤ マームリター(トゥ)
シュクラ・ヤジュルヴェーダなどの中にあるマントラです。
なるべくサンスクリット語に近い発音を学ぶためには、出来ればカタカナ表記よりもローマ字表記で覚える習慣を身につけましょう♪